凡人CLUB

凡人であっても楽しく充実した毎日は過ごしていける。あがきながらも少しだけHAPPYになれるブログを目指して

ハロー社蓄ワールド

無事新社会人になった皆様おめでとうございます。
これから会社に貢献しながら10年後、20年後のビジョンを夢見て、素敵な社蓄人生を思い描いている頃でしょうか。
最近ではブラック企業という言葉も教科書に載るくらい浸透してきましたから、きっと皆様には縁のない話だとは思いますが、せっかくですので社蓄になりきれなかった私のここ最近の出来事をついでに読んでいってください。

 

目次
・凡人は”量”で頑張る
・努力は必ず報われる
・自分に残されたモノ
・逃避行
・まとめ

 

凡人は”量”で頑張る

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仕事が終わった後スマホゲームを堪能して、発泡酒片手に趣味ブログを書くという気ままな社蓄ライフを満喫していたわけなのですが、事態が悪化しだしたのは年が明けてまもなくしてから。
なんだかどんどんと人が辞めていき、気づいた頃には私がやるしかないポジションになっていました。
しかも忙しい時期で仕事量も尋常ではないくらい増えて、とても定時で上がって終わるようなものではなくなっていたのです。


ここで機転を利かせ、うまく立ち回れる人なら社蓄人にはなれません。
どっぷりハマッた社蓄人は当然のように自分の社蓄ライフを取り戻すべく、いかに全てをこなせるか考え自分の時間を削っていくのです。
タイミングよく私の家のネット契約が解約時期を迎えていたのでブログも中断し、スマホゲームも止めて仕事に没頭することにしました。

 

努力は必ず報われる


深夜に帰宅してテレビをつけながらコンビニ弁当を食べていると思うのですよ。
ああ、今日もいっぱい頑張ったな、と。
本来仕事はここまでやりきるべきなのです。
休憩中にスマホゲームやったり営業メール作成するふりをしてブログのコメント書いたりしていた時が間違っていたのです。


心を改め社蓄の見本となるべく昼も夜も一生懸命働きました。
体もオーバーワークに慣れてきたころ、ついに社長直々に声がかかりました。
小さい会社なので毎日会って挨拶したりはするのですが、社長室に呼ばれることは滅多にありません。


社蓄にとって昇級は褒美です。
役職というステータスが社蓄に磨きをかけるのです。
高鳴る鼓動をおさえ、全力で耳に意識を集中させて聞こえてきた言葉は私の全てを覆すものでした。

 

 

「今月、給料待ってもらっていいかな?会社きつくて。」

 

 

自分に残されたモノ

 

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いや、会社きつくてってアナタ。
高級車に買い換えたばかりじゃないですか。家もつい最近建て替えましたよね?立派に。
それは個人の範囲で会社はキツイとしても、えええ!


せっかく無心でただ仕事だけを淡々とこなす人生を歩もうと決めたばかりなのに、私は社蓄にさえなれませんでした。
給料というライフラインを奪われた以上、何も考えずに仕事をしているわけにはいきません。


イルカショーで楽しませてくれるイルカだってエサの魚をもらえなければ、飛んだり跳ねたりしてくれません。むしろ噛みつく恐れだってあります。
会社の犬になるとしてもエサがなければしっぽを振ったりできないのです。


モチベーションが急降下した私は悩み考えた挙句、この負の連鎖は私が引き寄せているのかもしれないという1つの仮説にたどり着きました。
そうであるならば解決は簡単です。
何も考えず全力で楽しいことをやってしまえばいいのです。


全てが吹っ切れた私は生活費を全額引き落とし、会社にはストレスで胃潰瘍が出来たと適当なことを言って休み旅に出ることにしました。

 

 

逃避行

 

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本屋さんで立ち読みした方位占いの本に、今年は西の方角へ向かったほうがよいと書いてあったので旅先は大阪に決めました。
後で知ったのですが、東京から大阪は方位で見ると西には当たらないようですね。
いいんです。
きっと楽しめば方位が間違ってたとしても素敵な運気を引き寄せるはずですから。

 

高速バスに乗り朝6時30分になんば駅に到着して、楽しい大阪観光。
のはずがノープランで来たせいもあってどこにいけば主要観光スポットに着くのか全くわかりません。

とりあえずなんば駅周辺で通りすがりの人に聞いた道頓堀の周りを3周くらいしてたこ焼きをほおばってると、休むと告げたはずの会社から電話がかかってきました。
お腹が痛いフリをして電話に出ると、優しい仲間が

 

 

「今日20時から業者の打ち合わせ約束してますよね?」

 

 

と一瞬で夢を覚ます魔法を告げてくれたのです。


楽しいことだけを考えるようにしたら、自分が約束したことさえも忘れていました。
道頓堀の橋の上で腕時計を見るともう15時。
大丈夫。
もう全てをリセットするんだ。

 

と言い聞かせるも、体の奥に根付いた社蓄の心得はそう簡単にはぬぐえません。
通天閣も見てみたいし、串揚げもギブアップするまで何本食べられるかやってみたい。と思いながら19時ごろには東京の仕事場に到着しておりました。
新幹線ってはやいですね…。

 

 

まとめ

 

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グダグダ書いて結局無駄遣いしただけの話じゃないか。と思われるかもしれませんね。
ただ私の中では一瞬でも大阪に行けたことが心に余裕を取り戻すきっかけとなりました。


会社に依存する毎日を送るなかで自分へのいたわりが欠けていたことに気づけたのです。
やっぱり何事もバランスが大事ですね。

 

皆様ももし仕事や人に少し行き詰ることがあったら、日帰りででもどこか楽しい場所に逃避行してみてはいかがでしょうか。
まだ少しはお金や時間に余裕があるんだ。と気づくことで狭まった世界が少しだけ広がるかもしれませんよ。