たまにはちょっと好き勝手に語らせて。
みんなすごいよね。
これでもかってほどブッタ切られても平然としてるし、そんな中でもなんとか自分を表現しようとしててさ。
存在感を表せって言うのは簡単だけど…。
それにさ、別に何を飲んでどっぷり浸かってたって迷惑かけてないよね?
うまくやるってどういうこと?
しょうがない時だってあるよ。
バランスよくとか言うけどさ、これ以上追い詰めらるのは本当に耐えられない。
もう頑張ったんだよ、これでも。
そうは見えないかもしれないけどちゃんと向き合ってやってきた。
なるべく個性を消してさ、みんなと同じようになるためにもみくちゃにされてもさ、嫌なことだって文句いわずに従ってきたんだよ。
こんなはずじゃなかった、こうなりたかったんじゃなかったと思いながらもね。
それなのにさ。
いざってなると手を差し伸べようともしてくれないし、見て見ぬふりだし冷たいよね。
こんな状態になってから見放されてもさ、もう全てが遅い。
そんなくらいなら最初からほっといてくれればよかったのに。
世界は変えられる?
何度でもやり直せる?
この姿をちゃんと見て目の前で自信もってそんなこと言えるの?
そりゃあまだ純粋だったころに選択をかえれば違うようになれたかもしれないけどさ、もう無理だってことはどう考えてもあきらかだよ。
粉に手を出したのもさ、最初は無理矢理だったけどそう思ってしまってたから。
戻ることなんて出来ないしずっと暗いとこでもがいて不安と恐怖に押しつぶされそうになって頼るものがもうそれしかなかったから。
でもね。
粉をやると一瞬だけど今までが嘘だったかのようにスッと楽になるんだ。
今までにしみ込んだ色んなものを包んでくれるというか、見えないようにしてくれる感じでその時だけは純粋なころに戻ったかもしれないって感覚にさせてくれる。
他から見たら間違ってる選択かもしれないよね。
でももし粉がなかったら絶対どうしようもなくなって我慢できなくなって破裂してたと思う。
ドロドロな世界で最初のうちはまだなんとか自分で抑え込めてたとしても、ある時からどうしようもないくらいになって自分では制御不能になってしまってたから。
粉に手を出してからは一瞬で、気づいたら元の姿を想像できないくらいになっちゃったけどこれで良かったと思ってる。
今では同情してほしいとも思っていないし、元に戻りたいなんてことも思ってない。
こうやってもがいて苦しんで精一杯一生懸命やってきた全てがあったからこそ出来た今の姿だから誰がなんと言おうと後悔はしてないし、むしろこうなれたことに誇りをもってる。
きっと色んな道があって、面倒なことも一見無駄なことも含めて色んな過程を経験するからこそそれぞれの味が出てくるんだと思う。
だから、一言だけ最後に言わせて。
熱いうちに美味しく食べてね。
~から揚げの気持ち~