全然違う!プーパッポンカレーの本物を知ったらより分からなくなりました
先日、日清の新商品プーパッポンカレーヌードルを食レポした時に、やはり本物の味を知らないと味の比較も出来ないという記事を書きました。
カップヌードルのバランスとしては悪くない感じなのですが、私の舌ではカレーを感じることが出来ず,本当にこれがプーパッポンカレーを再現しているのか気になって仕方がなかったので、実際にタイ料理屋さんに行って自分の舌で確かめてみることにしました。
百聞は一見にしかず。という言葉がある通り、自分の目で舌で体験しないと解決にはなりませんからね。
向かった先は東京の横田基地。
この横田基地の道路を挟んだところに色んな国の料理屋さんが並ぶ素敵な街並みがあります。
横田基地の目の前ということもあって、どこかアメリカンな雰囲気。
この街並みの一角にお目当てのタイ料理屋さんがあります。
昼間に行くともっとアメリカンな雰囲気を味わえます。
なにせ目の前が横田基地ですから当然お客様もアメリカのかたが最も多いのでしょう。
看板も洋服も英語表記のものがズラリと並んでいます。
ただ今回、私の目的はタイ料理。
お店の前にタイのトゥクトゥクが飾ってあって、雰囲気抜群なカオマンガイR16さんが今日のお目当てのお店。
普段はあまりタイ料理屋に行かないので、ちょっとドキドキしながら入りました。
外にもテーブルが並べてあって、行き交う車を見ながら一杯飲んでもよかったのですが、一人で寂しい人だな。と哀れな目線を送られると少し悲しい気分になりそうだったので店内でいただくことにしました。
目的はプーパッポンカレーでしたが、せっかくなので雰囲気を味わうためにタイのビール、シンハーを飲みながら待つことにします。
実際にタイへいった事はありませんが、この雰囲気だけでも十分トリップさせてくれます。
シンハーの瓶に発砲スチロールが被せてあって、水滴で手が濡れる心配もありません。
これはタイでは常識なスタイルなのかこのお店独自のものなのかはわかりませんが、気配りが感じられました。
シンハーでだんだん気分がよくなってきたところにお目当てのプーパッポンカレーが到着!
ジャン。
これがプーパッポンカレー。
あまり酔いすぎて滑舌が悪くなり「プー」が「クン」と伝わってしまうと別の料理が出てくるみたいなので、最初に頼んでおいてよかったです。
でも日清のカップヌードルから入ったので、イメージが全然違っていました。
まず、カレーといってもご飯は入っていないのですねw
別料金でご飯が頼めるようになっていましたが、せっかくなのでこのままカオマンガイスタイルでいただくことにします。
まず全体の味を確かめるために一口食べてゆっくり味わいます。
あ、甘い!
やはり本物のプーパッポンカレーも甘かったのですね!
ただ甘いといってもこれはココナッツの風味です。
ふわっと感じれる程度で全然嫌な個性ではありません。
それにカレーのスパイスがしっかり効いているので、甘いカレーというよりはカレースパイスをまろやかにしている感じです。
このですね、バランスがとっても美味しい!
私実はココナッツジュースが苦手でして、ココナッツの臭いがしたとき一瞬ウワッと思いましたがこれは美味しいです!
さらに柔らかいカニを殻ごと揚げたものにこの味付けがよく絡んでいてたまりません!
全然違うけど例えるなら、コーラでから揚げを作ったときに衣の食感は似ている感じがします。
柔らかいカニと卵を噛むたびに、鼻からカレーの風味がぬけていきます。
さらにこの食感は…
セロリです。
全体的に柔らかい食感が集まっているなかにシャキシャキとしたセロリが入っていて、また違った味わいを醸し出してくれています。
想像していたものより遥かに美味しくて、お酒もついつい進んでしまいました。
ちょっと忘れてしまいましたが、タイの何かで割ったハイボールです。
私個人としてはこのプーパッポンカレーの味付けはご飯よりもお酒に合いますね。
もしも誰かときてタイ料理を楽しむなら、このプーパッポンカレーをつまみに一杯飲んで〆にトムヤムクンラーメンという流れがよさそうです。
そして肝心の日清プーパッポンヌードルとの比較ですが、ここまで食べてきて辛さを感じる場面が一度もありませんでした。
カップヌードルは全体に赤みがかっていて辛さを演出していたのですが、何か本場にいくとまた違うプーパッポンカレーが出てくるのでしょうか。
あ、
ありましたね。
唐辛子が入っていました。
といっても直接唐辛子だけを噛んで食べてもそれほど辛くありません。
しかも日本でおなじみの干した唐辛子ではなく生の唐辛子を使用しているので辛さが気にならない程度でした。
実はカップヌードルの記事を書いたときに私の舌がおかしいのか不安で、他の人の意見も知りたくなってネットで調べてみましたが、「タイ人もビックリするほどの再現レベル」という状態にはなりませんでしたね。
私にはまったく別物です。
ただこのままラーメンにしても当然バランスが悪いでしょうからある程度の変更と大衆向けにアレンジが必要になるとは思いますが、その辺を考慮しても私にはまったく違うように感じました。
それと本場タイで現地の人が作られている「プーパッポンカレー」を食べたわけではないのでもしかしたら私が食べたほうがアレンジ済のものかもしれません。
ってことを考えているとちゃんと食べに行って見極めようとしたのに、より深みにハマってしまいましたw
というわけで肝心の再現性については断言できないモヤモヤとした感じで終わりましたが、普通にプーパッポンカレーが美味しいということが分かっただけでも貴重な経験が出来ました☆
普段パクチーなどの香草が苦手でタイ料理屋さんに入らないというかたでも、このプーパッポンカレーは美味しくいただけると思いますので機会があればぜひ挑戦してみてください♪