珈琲ラテアートに挑戦していたはずが、未知なる領域にたどり着いてしまった
こんな暑いときに珈琲ラテなんて飲めないよ。という意見が大半でしょうね。
確かにごもっともなのですが、昨日の夜からなぜか無性にラテアートがやってみたくなりまして、汗だくになりながら挑戦してみました。
といってもお店では恥ずかしくてラテアートを注文できないので、これが飲むのも見るのも初挑戦になります。
まず用意したのは、家にあった「ふわラテ」。
なぜすでにラテになっているものを使ったのかと聞かれれば、それが家にあったからです。
本来はブラックなどの色の濃いコーヒーを使用したかったですが、暑い炎天下の中わざわざ買い物に行くのもだるかったのでこのまま作っていくことにします。
それと牛乳をチンして、シャカシャカと泡立てたものを使って、初のラテアートに挑戦です。
ゆっくり泡立てた牛乳を上から注いで…
全然白になりません。
これは「ふわラテ」なんていうオシャレな珈琲を使ってしまったからでしょうか。
一生懸命つまようじで下の茶色い部分を出そうにも言うことをきいてくれません。
くそ暑い中、汗だくになりながら可愛らしいラテアートを作ろうとしているのに、私の気持ちが珈琲には全く伝わらないようです。
こうなったら私にも考えがあります。
意地でも色を分離させるために、今度は生卵に牛乳を混ぜてホイップさせたものを珈琲に注いでいきます。
もうね、ラテの味は二の次です。
可愛らしいラテアートを作って、「凡人さんって絵心の才能もあるのね☆」という新たな魅力づくりのために、まずは絵を描く土台をなんとしても作り上げることが最優先です。
泡立てた卵のおかげでなんとか白っぽい部分はできましたが、今度はコーヒーの色が薄くなってきました。
なかなか難しいものですね。
そもそも土台の「ふわラテ」が間違っているという正論は無視してなんとか形になるように奮闘してみます。
ミルクはこれ以上足すといけない予感がしたので、あとは茶色を表現するために「ふわラテ」の粉末を上からうまく振りかけていって…
うわぁ…。
なんだか見るのも飲むのもヤバそうなものになってきました。
どうしよう、このまま捨てると珈琲のバチが当たりそうですし、これ以上ラテアートを続けることも不可能だし…
こうなればあれですね。
もとからラテアートなんてやってなかった事にして、気持ちを切り替えて料理に使用していくことにしましょう。
少し回り道をしてしまいましたが、料理の合わせ調味料を作っていたと思うことにすればよいのです。
まずは一旦この珈琲ラテ?を置いておいて、フライパンに油を入れて玉ねぎと豚肉を炒めていきます。
ある程度火が通ったらそこへ炊いてあったご飯を投入します。
いい感じですね。
ここへ塩コショウと先ほどの珈琲ラテを一気に投入して、少しだけご飯を煮込みます。
いやぁ、若干引きますよね?
でも大丈夫。
ここに困ったときのスーパー粉末!
ひがしまるのうどんスープの素を振りかけます。
この粉末つゆはとっても万能で、少しくらい調味料を間違えても美味しく仕上げてくれる魔法のアイテムです。
ある程度珈琲ご飯を煮込んだら水分がなくなってきますので、最後に溶けるチーズを上から好きなだけかけて軽く混ぜ合わせれば完成 !
見た目は少し悪いですが、珈琲リゾットの完成です。
ご飯に珈琲なんて味の想像が難しいですよね?
これが不思議と珈琲の味も牛乳の味も全然しないのです。
珈琲のコクというのでしょうか、味が深くなっておいしくいただけます。
ちょっと作りすぎてしまいまして、この器で2杯半くらいになってしまったのですが、美味しくて全て完食してしまいました。
豚肉もとっても柔らかくなるのでとっても食べやすいですよ♪
ただ、味を変えようと思って醤油をかけてしまうととんでもない化学反応をおこして全ての味が分離してしまうので気を付けてくださいねw
まぁ今回は珈琲ラテを無駄にしたくなかったのでこういう形にしましたが、実は珈琲も卵もいれなくても美味しくリゾット風を作ることができます。
なのでいきなり珈琲リゾットはハードルが高いなぁと思われる方は、
・牛乳
・塩コショウ
・ヒガシマルの粉末だし
を好きな具材とご飯の中へ適当に投入すればオッケーです。
最後にとろけるチーズをのせれば…
美味しい牛乳リゾットが完成しますよ☆
(これは前に卓上調理器ザイグルで作った牛乳リゾットです。)
こんな感じで珈琲を使ってでもリゾット風は美味しく作れますが、まぁ普通はコーヒーとして飲みますよね。
ラテアートに卵入れようとするおかしな人もまずいないことでしょう。
なのでもしもインスタントコーヒーが余ってしょうがないよ。という時がありましたら粉末からでも作れますので挑戦してみてください☆