そんな性格だったなんて…2年付きあってようやく分かった本当の素性
出会いは今でもハッキリと覚えていて、地元のお祭りでお酒の勢いをかりてお持ち帰りをしたのが始まりでした。
お酒の力って凄いですよね。
実は全くの未経験だったのに手慣れたフリを堂々として持ち帰ってくるのですから。
一緒に住むのも初めてだったので何を準備したらいいのかわからず大変でしたが、それでも見ているだけで癒されるような可愛さだったので必死にこなしていったのを今でも覚えています。
小さな幸せを楽しむ平凡な毎日がすぎ、半年ほど経ったときから異変は起きはじめました。
あるとき友達を連れてきたときのことです。
それまで友達がくることがなかったのもあって不安だったのですが、とても楽しそうにしてくれていたのですっかり安心して何の疑いも持ちませんでした。
普通は友達がきたくらいでいちいち疑ったりしませんよね。
でもね。
食べちゃったんですよ。
私の見ていないところで友達に手をだしていたのです。
正確には手ではなく…まぁいいかw
ただ世の中には勘違いということも多々あるので、私はあまり気にしないような素振りをして忘れることにしようとしました。
引き寄せの法則というのもあるじゃないですか。悪いことを考えてばっかりいると悪いことばっかりを引き寄せてしまうって。
なので何もない平凡な生活に戻そうと考えないようにしていたのです。
それをいいことにバレていないと思ったのか、日をかえて次の友達を、そしてまた次の友達をと次々に手を出していきました。
ここまでくれば流石に私も見過ごすことは出来ません。
いっそ友達を一切招かずに監禁状態にして閉じ込めてやろうとも思ったのですが、さすがに可愛そうなので私はそういう分野の専門的な知識をもつ方に相談にいくことにしたのです。
もしかしたらこれは私の行動に何かいけない部分があって、その当てつけにそういった事をしてしまうのではないかと少し思ったからです。
しかしここで聞かされた話は耳を疑うような驚きの内容でした。
この手のタイプは自分が優位だと思うとその素性を隠そうともせず、次々にやってしまうそうです。
私はただ楽しんでくれればいいなと思っただけなのに…
ですがここで私まで見放してしまったらもう誰も頼る人がいなくなってしまいます。
私は出会ったのも何かの縁だと思い、それから何人もの専門的な人の意見を聞いてひとつの答えを導きだしました。
そうか。
食べられないくらい大きい友達にすればいいんだ!
ちなみに左にうっすらとだけ見えているオレンジ色の金魚が、もう付きあって2年目になる金魚。
ここにそれよりも大きいお友達の金魚2匹を入れたら無事解決しました。
皆様知っていましたか?
あの縁日の屋台で可愛らしく泳いでいる金魚がとっても獰猛だってことを。
自分より小さい体格やおとなしい魚は全てつっついて弱らせて食べてしまいます。
食べるのはマレなのかもしれませんが、ちょっかいを出しまくり殺してしまうことはよくあるそうです。
ちなみにこの子は水槽を掃除するドジョウみたいなやつまで食べてしまいました。
なのでこれから得た教訓は、
縁日の屋台で金魚すくいをやってもし飼うことになっても、違うサイズの金魚は持ってかえらずなるべく同じサイズの金魚にしてもらってもって帰ってくること。
最初はお祭りでとってくる金魚が全て死んでしまうので、最初の子の生命力が強いだけか縁日の金魚は弱っていると思い込んでいましたがどうやらそれだけではなかったようです。
どうしてもカラフルにしたくて出目金も金魚も一緒にとって帰りたくなりますが、もしも金魚すくいでお子様などが飼いたいと言い出したらちょっとだけこの事を思い出してくださいね☆